「リモートワークになってダイニングの硬い椅子で仕事していたら腰が…痛い!!」
というみなさま、こんにちは。KTime(@KTime888)です。
硬い座面、動かない背もたれ、伸ばせない肩、置き場のない肘…。
早く改善しましょう。
平日少なくとも週に40-50時間を過ごすワークチェア・デスクチェア。
「高くても良いものを長く」使いましょう!
…ということで、本記事ではハーマンミラー社のセイルチェアを購入してから約3ヶ月以上が経ちましたのでレビューしてみます。
セイルチェアを選んだ背景と決め手
試座できない…
本当は都心のたくさんのチェアが並ぶお店に行って実際に試座をしたかったのですが、新型コロナウイルス感染拡大の情勢的にもあまり人の多いところへ行きたくない状況でした。
できるだけ高い買い物なので後悔したくない…
とはいえ外出したくない…
ということで、自分にとって何が重要か考えることとしました。
とにかくまずは好きな見た目で選別
それこそ大量の種類やメーカーブランドモデル数があるため、
何かでバサっと絞り込まないと比較検討もできないな…と考えました。
いろいろな軸から、とりあえず「好きなデザイン」で絞りました。
(めちゃくちゃミーハーで、かっこいい見た目重視な単純な性格…)
自分なりのデザイン・外観の基準は優先順に…
- ホワイト、ナチュラル系に合いそう
- 置き場が狭いのであまりゴツゴツしい武骨な印象はできれば避けたい
- 何かしらのアイコニックな部分やデザイナーの思想やこだわりは欲しい
というのが見えてきました。
機能面では自分はなにを大事にしたかったか
デスクもそうでしたが、僕は背が小さく体格が平均より小柄なので
- 座面の前後調整で膝に当たらないようにできるの必須
- アームレスト(肘掛け)は高さ調整必須
- ランバーサポート(腰の背骨カーブのやつ)やヘッドレストは高さが全然合わなかったら嫌だからまぁなくてもいい
- デスクを置いている部屋は四畳半で、デスクの後ろの空間は奥行きも狭いし寝てるような姿勢になれるリクライニングやフットレストもあまりいらなさそう(休むならソファ行く)
という感じでした。
予算
悩ましいのが予算ですよね…。
こればっかりはもうしょうがないので、
「20万とかまでは使わないようにしよう」
ぐらいのゆるさで考えました。
性能進化や陳腐化の激しいデジタル製品などと違って10年単位で使う前提
自分の腰肩背中などの健康にお金を掛けるんだ!と言い聞かせました…
(30代は健康や体調の無理の効かなさが痛感できる良い年代でした)
20代のころならもっと安い予算にしていたかと思いますが…
この時点で絞られてきたのがこの辺りの商品たちでした。
ハーマンミラー セイルチェア
- デザイン最高
- アイコニックなYの骨格
- ゴールデンゲートブリッジや帆船をモチーフにしたというストーリーとSailがYの骨格からSaylになってるあたりの遊び心
- ホワイト×グレーのカラー
- エラストマー製とか背面メッシュよりかっこいいし耐久性ありそう
と、セイルチェアはドンピシャでもう惚れまくりでした。
イトーキ サリダ
- セイルチェアに似てるデザインで好き
- 安い
- 背面がプラスチック素材でおもしろい
- ホワイトカラーも一応ある
という感じでいい候補でしたがこれなら値段高くても頑張ってセイルチェアかな…でした。
ハーマンミラー ミラ2チェア
- デザインかっこいい
- カラーリングがポップな色もおもしろそう
エルゴヒューマンプロ
- いろいろな人がおすすめしていた
- 機能的にはたくさん調整できたり良さげ
- アルミダイキャストのがっちり骨格がアイコニックで素敵
- ただ逆にちょっと背面からの見た目がゴツゴツしい感じ
…と考えて候補は挙げていたものの、正直なところこのあたりで既にセイルチェアのデザインに一目惚れしてほぼ自分の中では決まってました。
(のちに妻も同じく在宅勤務で腰をやられて、エルゴヒューマンプロを選んで購入してました。両方比べると座り心地はエルゴヒューマンプロのほうが自分にも若干よかったかもしれないな…とは思います。)
新品にする?中古にする?
そんな中でふと目にしたニュース記事で、
リモートワークの普及でオフィスを閉じるところが増え、中古のオフィス家具市場が供給増により価格下落しているとのこと!
中古を買うという概念さえなかったので突然視界が開けてしまいました。
せっかく絞った(セイルチェアに決めてた)のに…
ミーハー的憧れの「アーロンチェアいけちゃうじゃん」が頭をよぎりました。
ただ調べていくと、ハーマンミラーは12年間の保証期間がついていました。
(※一部ガスシリンダーなどの部品や座面の経年劣化などは対象外)
- 中古を買ってしまうとこの保証がされない
- 思いのほか中古市場ではハーマンミラー製は高い
- (正直知らないおっさんが汗を染み込ませた椅子座面も嫌か…)
ということで新品で買おうと決心しました。
セイルチェアのここが最高・好き
デザイン性・カラー
ハーマンミラーがデザイナーのイヴ・ベアールに依頼したこと。 それは、美しいデザイン、最先端の人間工学、洗練された設計工学、環境への配慮など、ハーマンミラーの特長すべてを兼ね備えながら、手頃な価格帯のチェアを開発することでした。
これに尽きます。
ストレスの多い仕事…休みが終わってしまった悲しい月曜…疲労感漂う木金…
なんなら土日も含めてブログ書きに座らないと…
何かとやる気の出ない日々を過ごすことも多々あるデスク周りなので、少しでも美しくて好きなもので
「座りたくなる場」
にしたい。
そんな微妙なサラリーマンの気持ちとしては最高です。
「椅子を買ったんじゃない、やる気と所有欲を買ったんだ」
とクレジットカードの請求を見て言い聞かせました。
せっかく高いチェア買うなら座ってナンボですからね。
公式サイトのギャラリーを見ていると、「うわ…かっこいい…欲しい…」ってなります。
かっこいいだけじゃなくて、カラーリング次第で「かわいい!」にも「おしゃれ!:」にもなり、女性にもいいなと思います。
画像引用:公式サイトより
前傾姿勢のとりやすさ
とはいえ機能的にも申し分ありません。
前傾姿勢の取りやすさは特にキーボードでタイピングしまくる僕にとっては最高です。
座面の前後調整も思っていた以上にピッタリと合う感じでよかったです。
柔らかくて優しいエラストマー製の背もたれ
エラストマーとは、常温でかっちり固まる一般的樹脂とは違い、
常温でも柔らかさを持った材質です。
ゴムに少し近いような伸縮性、柔軟性がありつつも、
ゴムの特有の臭いはなく、若干ゴムよりは硬めなイメージです。
これが絶妙に自分の背中の形に合い、ガッチリすぎず、フニャフニャすぎず、良いバランスで腰や背中を保持してくれます。
メッシュ素材だと衣類が少し擦れて傷みやすいのですが、その心配も少ないと思います。
ただ、男性のスラックスなど尻ポケットにボタンがついている場合は網目に引っかかるかもしれませんので要注意です。
重量感・安心感
配送された時は約20kgもあるため、
「チェアってこんなに重いのかよ…!!!」
と驚愕しましたが、耐荷重はなんと約159kg。(中途半端だな…)
私はあまりリクライニングしないのですが、思いっきり背面に持たれても全然気にならない安心感があります。
ウレタン製キャスターが気持ちフローリングに優しい(気がする)
セイルチェアには二種類のキャスター仕様があり、
- ナイロン素材
- ウレタン素材
の2つです。
ナイロン素材がベーシックな共通の仕様で、カーペットやフローリング使用を想定されているとのこと。
コンクリートのオフィスなどで使うと素材が負けて割れなどの恐れがあるそうです。
私はウレタン素材の方を選びましたが、若干お値段高いものの、フローリングで少しキャスターを動かした時の音も小さく、フローリングへのダメージも小さいそうです。
とはいえ、気持ち程度なので、賃貸住宅や、絶対に床に傷をつけたくない場合はチェアマットを敷きましょう!
(僕はフローリングなので敷いてません。個人的にはあまり傷とかもついてないような気がしてます。)
チェアマットは、イメージですがこんなのが有名らしいです。(Bauhutteさんはとても有名メーカー。安いのはたくさんあります。)
セイルチェアのここが残念・ちょっと後悔
意外とホコリが溜まりやすい
予想はついていましたが、思っていた以上にエラストマーの背面の網目にホコリが溜まります。
ものすごく神経質な方は、考慮していただくといいかと思います。
(特にこの骨格と網目が接している場所にゴミ溜まります)
たまに気になったタイミングでこんな感じのでバサバサ落として、掃除機かけるのがいいです!
おしゃれな山崎実業さんのクイックルワイパースタンドはこちら。
ちなみに、僕は羊毛100%のフワフワのダスターを使っています。ブロガーの「つきしろ」さんに教えていただいたのですが、これめちゃくちゃ気持ちいいです。
つきしろさんのレビュー記事はこちら。
ハンディ掃除機はこちらのXiaomiのものがおすすめです。軽い、シンプルデザイン、吸引力抜群なのに安くてありがたいです。
レビュー記事はこちら。
フルアジャスタブルアームにすればよかった!後悔!
これが唯一にして最大の後悔です。
セイルチェアのアームレストにはこれまた二種類ありまして、
- アジャスタブルアーム
- フルアジャスタブルアーム
という2つです。
1は高さ調節だけ、2は高さに加えて前後左右斜めにも動かせます。
画像引用:公式サイトより
これはちょっと悩んだのですが…
「もう腰が限界すぎて、即納できるものがいい…」
という精神状態になっていた結果、まぁ高さ調整できればいいだろうと思って1にしました。
「自分が小柄で肩幅も狭い」というのをあっさり忘れていたわけです。
(これでデスクは身体に合うものを!となったので学びになりました)
座面幅がたっぷりあって、座面の更に外側にあるアームレストは肘を相当開かないと置けませんでした。
(全く置けないわけではなかったですが)
肘を相当開くと手が内側を向いてしまうのでタイピングの時に手首の付け根外側に変な力がかかります。
これはご自身の肩幅、肘の感覚、要チェックです。
そもそも試座できれば問題ないと思いますが…!!
フルアジャスタブルアームは受注生産で納期がかかることが多いですが、ぜひこちらから。↓
選んでよかったセイルチェア まとめ
本記事ではセイルチェアを選んだ理由や後悔ポイント、満足していることについてシェアしてきました。
いろいろと後悔の念も書きましたが、総合的にはめちゃくちゃ気に入っています。
もう一生リモートワークで会社行きたくないレベルです。
会社の安いオフィスチェアを見ると…座ると…その瞬間に悲しくなるぐらいにはセイルチェア好きになってしまっています。
この記事が少しでもみなさまのチェア選びの参考になれば幸いです。
それではみなさま良いリモートワークライフを!
KTime (@KTime888) でした!
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] https://ktime8.com/herman-miller-sayl-chair/ […]
[…] 僕は予算的には、10万位内に納めたいなぁと思いつつも、Twitterでお知り合いのKTimeさんのレビューを参考に、奮発してフルアジャスタブルアームを選択してみました。 […]